Play Girl

2012年、1回目のテーマは「プレイガール」。

 昭和のエロティックというものに最近惹かれています。僕が大学生だった昭和60〜64年頃にはすでにアダルト・ビデオというものが存在していたので、単純に昭和と平成という分け方は無理があります。しかし大体そんな感じで間違いないと思います。それはつまり性的な行為の全貌があからさまにし、それが標準だと思い込ませ、秘め事として大いに青少年の想像力をかきたててきたものを、想像力の入る余地のないものにしてしまった(良いも悪いも含め)のだと思います。だからアダルトビデオ以前のちょっとエッチなものに今でも惹かれるのだと思います。

 話が音楽と遠くなってしまいました。その「昭和のエッチな感じ」のイメージとしての「プレイガール」です。なぜイメージかというと、僕自身この番組を観たことがないからなのです。しかしここに取り上げた番組出演者による歌声のなんと魅力的なこと!虚実ないまぜというか、殆どフィクション、それでも昨今の歌よりも胸にキュンと来るのは何故なのか・・・それは僕らが想像のなかで妄想を膨らませたものに近いからなのではないでしょうか。選曲はラウンジっぽい感じを意識しました。

 今年も「和」を意識した選曲とともに、もう少し色んなリスナーに関心を持ってもらえるようにしたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。


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