Japanese Soundtrack

 7月のテーマは「Japanese Soundtrack」

日本映画だと黒澤明北野武ジブリ作品が好きです。
あとは昔の日活映画。石原裕次郎がカッコ良かった時代の
ものは好きですね。「狂った果実」とか。

 北野作品は子供と観るには“血が出過ぎ”なので、なかなか
DVDを観ることが出来ません。先日偶然「HANA-BI」をやっていて
久しぶりに観たのですが、面白かったです。今回は「座頭市
からと2曲ピックアップしています。タップダンスのシーンが
有名な「座頭市」なら子供と観れるかなと期待したのですが
全く無理でしたね。最初から血が全開で出てました(笑)。

 「映像の世紀」というドキュメンタリーが、どうしてそんなに
印象深く記憶に残っているかを考えると、やはり加古隆
による音楽によるものだと思います。You Tubeで映像を観たり
しているのですが、これがたった70年前というか、映像に残って
いるような新しい時代の出来事だということが、にわかに信じ
がたいですね。私も直接戦争を体験してはいませんが、この
映像を観るたび、戦争と人間への恐怖を感じます。

 黒澤明の「用心棒」を久しぶりに観直しました。「座頭市」も
そうですが、時代劇をこれだけ面白く観るということはありません
でした。“娯楽性のあるアート”をテーマとする私としては非常に
感心して観させてもらいました。難しい事・ややこしい事をやって
みても、受け取る側は正直に反応します。楽しいと感じれないから
難しいものとして、見向きしてくれないのかもしれません。
死の恐怖を感じるものであっても、娯楽になりうる物にはドキドキ
するのですから。

私はよく怖い夢を見るのですが、それを快感に感じているフシ
があって悩んでいます(笑)


 是非選曲をお楽しみ下さい。


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