@space eauuu, 2013-05-02
今月は“もう一人のhomelistening”こと、so_und氏の選曲をお届けします。
氏の選曲を取り上げるのは今回で3回目になりますが、毎回ユニークな内容で楽しませてくれます。
今回は5月2日に神戸元町のspace eauuuでのイベント時の選曲を再現してくれています。
我々のイベントは、大音量で楽しむものではなく、またBGMとしての気軽さもありませんので
現場に居合わせた方はやむなく、我々の音楽に対して好感であれ嫌悪感であれ、感情を持たざるを
得なくなります。それこそが、homelisteningの目指す、音楽の主体性の復権なのです。
今回のso_und氏の選曲をお楽しみ頂けた方は、playlistから氏の過去の選曲「ストリングス・フェイク・
異種格闘技・記憶」(2011)、「loud listening」(2012)も是非チェックしてみて下さい。
では選曲をお楽しみく下さい。
Stop The New Wave
New WAveだと名乗っていたバンドの出自の怪しさについては、ブームが一段落した頃には、ある程度認識されていたと思います。
わざとギターを下手くそに弾いたり、パンクなのに“ブルジョワ”だったりとか。
スネークマン・ショーの「ストップ・ザ・ニュー・ウェーブ」では、多少誇張されているところはあるものの、そういうNew Waveの側面を、ブームのど真ん中にいながら、茶化すことの出来るクールさを持っていました。
我々のhomelisteningも2013年になってから、ずっとNew Waveを取り上げています。
少々おフザケが過ぎる側面を楽しんでいるところがなきにしもあらずですが、自分自身を批評出来る程度のクールさは残しておきたいものです。
是非選曲をお楽しみください。
Our Favorite Antique Shop 2
今月のテーマは先月に続いて「Antique Toy Shop2」
欲しくても廃盤になっていて、オークションやAmazonで少々高くても買っちゃうCDとか、結構あると思います。
僕はあまりレア盤とかに興味がないし、所有欲もそんなに強くないので、iTunes Storeとか、TSUTAYAさんなんかで手に入るなら“ブツ”にはこだわりがありません。
ただ「欲しい物」がワンサカ有るような中古屋なんかがあったら良いなぁ、自分の趣味にピッタリ合うような。
でも飽きっぽい僕の趣味を満たしてくれるような、全方位型の専門店なんて論理上あるわけないし・・・
そういう意味でも「ライブラリー」的機能は重要です。
そんな“図書館”みたいな、仮想の「Our Favorite Antique Toy Shop」を是非お楽しみ下さい。
Our Favorite Antique Toy Shop
homelisteningを2月号に更新しました。今月のテーマは「Antique Toy Shop」。
最近興味のあるのは80年代で、当時僕は中学生〜大学生、時代はニュー・ウェーブ。
でも聴いていたのは中学生までのYMO初期と、大学生の頃のインディーズの台頭期で、
その間はすっぽり抜けています。今はその抜けていた部分を聞き返している感じです。
また僕が音楽への意識を持ち出す前の歌謡曲や、アニメ・ソングなど、やはり古い
音楽です。なんかアンティークのおもちゃ屋で、当時物のソフビなどを見るのと同じ
ような感覚です。
最近神戸元町の高架下にあるアンティークのおもちゃ屋さんをたまに覗くのですが
僕が好きだったヒーロー達のフィギュアを眺めるのは、なかなか楽しいものです。
そんな風に誰かが面白がってくれる店みたいな感じの選曲、それを当時好きだった
スタイル・カウンシルのアルバム名になぞらえてみました。
是非選曲をお楽しみください。
ZELDA
今月のテーマはZELDA。
2013年最初のテーマとして、日本のニュー・ウェーブを代表するバンドを取り上げました。今年は日本の80年代の音楽を色々掛けていきたいと考えています。ZELDAはその範疇に収まらないほど、高く、幅広い音楽性を備えていたので、こういう紹介の仕方が適切かどうかは迷うところですが・・・YMOをニュー・ウェーブとは言わないのと同じです。
トップ・ページにも書いたように、僕が時代のメイン・ストリーム以外の音楽に興味を持ったのは、大学生のときに学園祭でFeel No Painというバンドの演奏を聴いたこと(今月の2曲目にピックアップ)でした。そのライブを一緒に聴いた友人が後に東京渋谷にクラブを開き、週末の彼のDJを聴いて、自分も選曲やDJを始めたことを思うと、因縁を感じます。僕がこうやって音楽を趣味として続けているのは、関わったいろいろな友人たちのおかげと言えます。
僕がまたニュー・ウェーブに興味を持ちだしたのは、その学園祭の夜より前、僕が音楽を意識的に聴き始める前と、その後の選曲やDJを意識して聴き始めてからを橋渡しすることかもしれません。これはなかなか楽しい作業になりそうです。
是非選曲をお楽しみください。
Point of View
homelisteningを12月号に更新しました。今月は8周年記念企画として、僕の友人2名から提供頂いた選曲をお届けします。
一本は吉田崇志氏による「Point of View」
もう一本は神戸元町のspace eauuu(スペース・オー)さんの選曲「無題」
吉田氏は今までにも何度か番組を作成して頂いており、その度ごとにインスピレーションを与える選曲に唸らされます。今回もまた今までと違う雰囲気のセレクトで驚かせされました。
また、space eauuuさんから提供頂いた番組も、通常営業時のお店の雰囲気が伝わる、space eauuuさんらしい内容です。僕の今の選曲スタイルがあるのは、氏のお店でのDJに誘って頂いた際に”せっかくアートスペースでやるんだから”と、かなり自由に選曲したのがきっかけになっています。今僕が思う通りDJをして、怒られないのは彼の店だけだと思います(笑)
是非お二人の選曲をお楽しみください。
そして9年目のhomelisteningもよろしく。